皆さん土地探しはうまくいっていますか?もしくは、うまくいきましたか?
日当たり、大きさ、予算が両立しませんか?
それとも、今の情勢で土地を買うのが不安でしょうか?
全てが満足いく条件での土地はなかなか見つかりませんよね
本日は、今後の土地価格のクロクマの考えをご紹介いたします!
1.土地の価格は上がり続けている?
(国土交通省 住宅用地の平均価格の資料をグラフ化)
先月国土交通省から発表された公示地価を確認すると、住宅地の地価(全国平均)は3年連続で上昇しています
今年の1月時点では、2008年のリーマンショック前の地価に戻ったといえるでしょう
オリンピック景気、過去最低水準の住宅ローン金利で今後も地価は上昇し続けるのではないかという予想が多く挙げられていました
フォローすると、これは今年の1月1日の時点の公示地価なので、コロナウィルスの影響は皆無です。
ところが、皆さん知っての通り、コロナウィルスの影響で世界的な大不況が到来してしまいました
これからの土地価格がどうなっていくのかを考えたいと思います。
2.土地価格は下がる?上がる?
まずご安心いただきたいのは、ここから土地価格が上がり続けることはほとんど考えられないでしょう
ただし、ここから土地価格が下がるかというとYESとは言えないとクロクマは考えています。
都市部は目に見えて下がるだろうと思っていますが、地方に関してはまだ不透明と考えています。
その理由を説明しますので、こちらのグラフをご覧ください。
(国土交通省 住宅用地の平均価格の資料をグラフ化)
このグラフは先ほどのグラフに三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)の推移、地方圏(三大都市圏以外)のグラフを追加したものです。
ここから読み解けることは2つです。
1)地方圏は地価は下がれないところまできている?
地方圏のグラフを見ると、わかるのですが、リーマンショック以降の地価はほとんど横ばいとなっています。
ここから下がるとすると、1970年代後半の水準まで落ち込むこととなります。
コロナウィルスの終息が見えない現状を考えると、今後地価の下落は進むことになるとは思いますが、
ゆるやかなペースでの下降となり、今土地を探している人にとって、100万円レベルで地価の下落を待つと気の長い話になるかもしれません。
2)進む2極化
今度は、こちらのグラフをご覧ください。
(国土交通省 住宅用地の平均価格の資料を元に作成)
こちらは三大都市圏の土地平均価格から地方圏のものを引いたグラフとなります。
リーマンショックで落ち込んだ後は上昇を続けています。
都市圏に人口が集中し、地方圏からは人口が減る2極化が起こっています。
これに関しては、コロナ不況の影響を受け、いったん下がると思いますが、
現在都市部の利便性は劇的に向上しており、都市部に住みたいと思う人は増加しているため、
不況後の価格下落後に2極化が再開すると思われます。
全国的な都市圏と地方圏でもそうなのですが、都道府県レベルで考えてみても主要駅、山村部での2極化が進んでおり、
不況になったとしても山村部の人口が増えるかというとそんなことはないでしょうね
皆さんが欲しい土地は誰かが手放す土地なのかを考えて行動するのも大切かもしれません
3.今やるべきこと
クロクマが考える今やるべきことは、
1)自分の人生計画を考え、今買うべきか後に買うべきかを真剣に考える
2)土地探しの条件を明確にし、この情勢の中でも土地探しを続ける
だと思っています。
1)自分の人生計画を考え、今買うべきか後に買うべきかを真剣に考える
先ほどからご紹介しているように、今後の土地の価格はなんとなくのレベルであれば予想はついています。
ただし、皆さんの人生計画において、都市に住みたい、子供をこの時期に産みたい、今後の稼ぎはこうなりそうなど
地価や住宅価格以外の様々な要因があると思います。
不況に家を買っちゃいけないということはありません。
現在の建設遅れの事態が解消されれば条件次第では購入してもいいと思います。
大事なことは皆さんの人生計画で後悔のない選択をすることです。
2)土地探しの条件を明確にし、この情勢の中でも土地探しを続ける
これは本当に大事だと思っています。
土地価格や現在の土地の売り出され方の動向を確認することももちろん大事ですが、
探す中でより土地探しの基準が明確になると思います。
皆さんが買いたいと思うタイミングは、多くの場合で他の人も買いたいと思うタイミングだと思いますので、
今準備をしておけば、絶好のチャンスがきたときに素早い行動ができると思います。
ウィルスが蔓延しているので、探し方に関しては、人と接触しない方法をお勧めします。
4.最後に
皆さんコロナウィルス、コロナ不況で不安だと思いますが、
少しでも前向きに今後の人生について考えていただければと思います!
クロクマも土地を買って間取り検討中、おそらく入居は遅れると思いますが、
できる限りポジティブに頑張りたいと思います!